まずはmicro:bitのご紹介
■概要
BBC Micro:bit(マイクロビット)は、2017年に英国放送協会(BBC)によって発売された
低消費電力、低コストのシングルボードコンピュータ。
詳細はこちら
現在はVer2基盤が出ていますが使える機能はほぼ同じです。
■ハードウエア
5cm*4cmサイズのボードマイコン
5*5マトリックスLEDによる表示装置
2個のボタン
温度センサー、地磁気センサー、加速度センサー
無線(独自規格無線、WiFi)
電源はUSBケーブル給電あるいは3V電池等
micro:bitを試してみるには2通りの方法があります。
■使い方1(シュミュレータ)
基板を持ち合わせなくても、ブラウザ上に用意されたエミュレータを使って動作確認ができます。
しばらくはこのエミュレータを使って実習を進めますので、実機を用意する必要はありません。
■使い方2(本来)
micro:bitをUSBケーブルでパソコンやタブレットに接続し、作成したプログラムを書き込みます。
書き込めば、ケーブルを外し電池駆動にして持ち歩けます。
ブラウザ(googleクローム,マイクロソフト・エッジ※)を使ってmicro:bitのサイトへアクセスします。
左のような「ホーム」画面になります。
紫色の「新しいプロジェクト」(赤丸)をクリックします。
「プロジェクトを作成する」のダイアログでは
プロジェクトの名前に適当に「TEST」とでも入れてください。
※Firefoxは最新機能に対応していません。
ブロックエディタの画面になります。
大まかな画面の機能を説明します。
①エミュレータ画面 作ったプログラムを画面上で動かせます。
②ブロック(群) エリア
プログラムのパーツが置かれています。
③コーディング エリア
ブロックパーツを配置し、プログラムを作成していくエリアです。
②ブロック エリアの「基本」群を開いて
「アイコンを表示(ハートマーク)」ブロックを右へドラッグ
③コーディング エリアにある
「最初だけ」の "匚の字" の中へドロップします。
おめでとう。初めてのプログラムが完成です!
しばらくすると、①エミュレータ画面にハートのマークが表示されるはずです。
ブロック「アイコンを表示」のハートマークの右側にある▽をクリックすると、他の絵文字に切り替えることができます。
他のブロック「文字列を表示」を組み込んだり、文字列「Hello!」を書き換えてみたりしてください。
【削除】
不要なブロックがある場合は、
ブロック上でクリックして周囲を黄色く縁取り(選択状態)にして「Delete」キーを押す。
あるいは、
ブロックをドラッグして②ブロックエリア上でドロップしてください。
③へ配置したブロックを右クリックすると「削除」「複写」などのメニューが表示されます。
初めてのmicro:bitプログラミングを終わります。
画面左上にある「ホーム」をクリックします。
最初の「ホーム」画面に戻りました。
先程作った「TEST」プロジェクトができています。
次回ブラウザでこのサイトを開けば、「TEST」プロジェクトはここに残っています。
今回はここまでです。電源を切ってもOKです。
このプロジェクトは、”このPC”に紐付けられて保存されているため、他のパソコンからアクセスすることはできません。
(シェアすると可能)
ブロックエディタ画面の「ダウンロード」機能を使うと複写したり他人に提供することが可能になります。
【応用プログラミング】
ハートがドキドキしないのは悲しいですね?
鼓動しているアニメーションに改造してみましょう。
「基本」群から「一時停止(ミリ秒)」をハートアイコンの下に入れ
▽をクリックし時間を500に変更します。
同じ要領で「小型のハートマーク」を置き、500msの一時停止を置きます。
エミュレータ画面で鼓動が始まります。
プログラミングの基本要素「繰り返し(Loop)」です。
「ずっと」は ”無限ループ" とも呼ばれます。
お疲れさまでした。